耽溺クライシス

□しりとり
1ページ/1ページ






景莉のカメハメ破で壊れた壁を直しています。


「いてっ。自分の指とんかちで叩いちまった」


『よくあるよね。下手くその人には特に』


「それはあれか、一種の嫌味か」


『つべこべ言ってないで直しなよ』


元わといえばお前が悪いんじゃん



「なあなあしりとりしようぜ」


『おォ、しりとりね。ヒマな時するよね。だが断る』


「しりとり、はい"り"からだぞ」


『強制っすか』



「いきなり"ん"で終わったら承知しねえ」


『なぜ分かった』


「探偵だからな。」



指痛てえし、ヒマだし。

おまけに疲れた


『なんでこんなにトンテンカンしなきゃいけないのだ』


「だれかさんがカメハメ破撃つからだろ。俺よく避けたと思う」


『うまく避けてたね』


「猫よりも早い」


『意味わかんないんだけど』


「どーゆーことか、この頃良いツッコミがねえな」


『無くて結構じゃ』


「ヤダ、寂しいじゃん。景莉は今までいいツッコミしてた」


『多分あたしは疲れたんだよ』


「よく今まで頑張ってくれた。これからも頑張ってくれよな!」


『何でそうなるの』


「ノープロブレム」


『むかつくわぁ。英語使われると腹立つもんだね』


「ね・・・猫の恩返し」


『修兵、むりむり繋げないの。負けを認めなさい』


「いやだ」


『駄々こねない』


「いーやーぁ」


『あーもぅ、うるさいですぅ。あたしの勝利ですぅ』


「うぅ・・・負けた」


『楽しいもんだね、しりとりって』



「て?」


『もうやめようよ、疲れた。中盤からちゃんとした会話になってないから』


「ら?」


『しつこい!』







合図無しでしりとりしてました

(会話変すぎてうけるね)
(俺らどっから始めたんだ)
(あたしが"ん"で終わろうとしたら止められたところらへんからじゃない?)
(俺がんばったなぁ・・)
(言っとくけど修兵の負けだから。猫の恩返しとかなんなの)
(そうなる?)
(猫のよりも早いとかホント意味分かんないからね、分かってる?)








[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ