耽溺クライシス

□ひるね
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動く気も働く気もない。

仕事は終わらしたけどな

今は二人して一人1個ソファーを占領してグダグダ中だ。



『今何時?』


「3時」


『おやつの時間じゃん』


「食べんの?」


『取って来てよ』


「嫌だ、動くのめんどくせーよ」


『動きなよ、太るよ』


「俺の二の腕見てみろ。この筋肉素晴らしいだろ」


『そんで、何がいいたいの』


「このとおり俺は太らない」


『修兵、腹出てきたね』


「まじか」


『気にしてんじゃん』


「気にしてねえし」


『なんやねん』


腹減ったなあ。

あ、食べたら太る。


確実に景莉に洗脳されたな



「眠ィ・・・」


『あくびの口でか過ぎ』


「羨ましいだろ」


『修兵、あたしツッコむのめんどくさいよ』


「ノッてこいよ」


『今は元気の元の字もありませーん』


「げの字な」


眠てえな。

このまま寝てもいいよな。




『修兵寝ちゃ駄目だよ、夜寝れなくなるよ』


「エスパーか」


『なんの話じゃ』


「つか俺は今寝ても夜も寝れる」


『嘘、絶対寝れないよあんた』


「それはお前だろ」


『違うし、とにかく今寝ないで。あたし眠くないから』


「お前の事情かよ」


『そゆこと』


しょうがない。

起きてやろう



「なんかしゃべろうぜ」


『さっきまでしゃべってたじゃん』


「こっち向けよ。ほら・・なんかもっと何か恋人らしいこと」


『何しゃべればいいの』


「こっち向けって。・・・好きを言い合うとかは?」


『一人で言ってて、聞いててあげるから』


「おう」


『まじかよ』




『(本当に言ってるよこの男・・)』








「なあ、そろそろ俺言いつかれたんだけど」


「喉痛い、喉乾いた」



「俺の愛の告白聞いてる?」



景莉からは返事なくてソファーから降りて近寄った




「この女寝てやがる」











夜寝れなくなっても知らねえから


(なんで起こしてくれないのさ)
(寝てたのお前だろ)
(あぁもう今夜は寝れない)
(子守唄歌ってやるよ)
(あー、もうそれでいいから今夜よろしく)
(歌作ったんだけどよAとBならどっちがいい?)
(作ったとか引くわー)
(んで、どっちだよ)
(Cで)
(小学生か)







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