耽溺クライシス

□病室
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任務でケガをした。

気を失った俺は起きたときには病室にいた



「・・・んで、なんで景莉がいんの?しかも隣のベットだし。」




『みんなここにいる理由は一緒だよ』



「なんで戦闘任務のないお前が怪我してんだよ」



『壁に八つ当たりしたら手にヒビ入った』



「弱っ」



『女の子だもん』



「馬鹿だな、馬鹿。自業自得だ。そんでどこの壁にやられた?」



『絶対壊してくる気だからやめとく』



「壊さねえし。ただ斬ってくるだけだし」


『駄目だし。修兵は?』



「虚にてこずった」


『だっせ。んで、どこの虚ですか。どういう名前?特徴は?』



「仕返ししてくるつもりだろ」


『違うし、この世から消すだけだし』


「馬鹿だろ、俺ら絶対馬鹿だろ」




『あー手痛い。痛い痛い』


「痛いっていうと悪化するぞ」


『そんなの信じない』


「そういってる間に着々と景莉のヒビは悪化してきてたり・・」


『やめれーっ。ボコボコにすんぞ』


「壁に負けた手には勝てる」


『あ、今馬鹿にしたろ。馬鹿にした』


「あんまし興奮すっとヒビ悪化すんぞ。今ミシミシ言ってるかもよ」


『いってないもん。幻聴だもん』


「ヒビって治るの遅いんだよな」



『もう口閉じてっ!』








ケガするのもいいかもしれない

(修兵もう退院できんでしょ)
(お前もだろ、つかなんでお前入院してんだよ)
(入院してないし、応急処置して貰おうと思ってきたんだよ)
(じゃあなんでベットに寝てたんだよ)
(修兵を発見したから隣のベットに寝てみた)
(帰るか)
(大丈夫?)
(元気でた)










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