耽溺クライシス
□推理系ビデオ
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今日は景莉とビデオ鑑賞。
推理ものがみたいって景莉が駄々こくからしょうがなく推理ものになった。
だけど今は景莉よりも俺の方が夢中だった
だんだんクライマックスに近づいてきた
犯人は誰だろうか。
俺の予想は犯人は妹で、景莉の予想は父親
どちらかがはずれた場合は勝った方に奢るというルール
俺のが合ってると思うけどな。
隣でガサガサうるさいと思ったら景莉がポテチの袋を開けようと頑張っていた。
「なにしてんだ」
『開かん・・・なにこいつあかーん』
「駄洒落か、それは駄洒落なのか」
景莉のガサガサ音で探偵の声が聞こえない
「もう貸せって。」
『ぜったい貸さん』
最後までやり遂げたいタイプか。
もうはさみでも鬼道でも斬魄刀でもなんでもいいから使えよ
「ちょ、今探偵なんつった?景莉巻き戻し!」
『もー』
「馬鹿っそれ早送りだっ!とめろ!」
止まったところはもう推理は終わってて犯人を指差していた
『犯人お父さんじゃん、あたしの勝ちだね』
「最悪だぁ・・・ハズれた上に推理聞けねぇとか・・」
『いいじゃん、犯人知ってちゃんちゃん♪ってなるのが推理ものだよ』
「俺はそういう問題じゃないの」
『あたしの推理が当たったから今日は修兵のおごりね』
「もう嫌だ」
寂しい背中
(あ、ポテチ開いた)
(おっせー!)
(食べる?)
(食べる)