旧funny!!
□第9話
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雛希「(あっ…真田君か…!)」
現在校舎の中なう!
2−Aの教室を出ようとしたら、目の前を真田君が物凄い速さで駆け抜けていった。←その為判断が遅れた
すごい速さだったなぁ…
えっと…あれだよね、『風林火山』って奴のどれかだよね。
それにしても、「錦戸ぉぉぉおおおおおおおお!!!!」ってすごい美緒ちゃんのこと叫んでたなぁ。
てゆーか、あんなに大きな声で叫んでたら美緒ちゃんが近くにいても声聞いて逃げちゃうよ;;
美緒ちゃんも、変な人に好かれたねぇ…まぁ、テニプリの世界に、まともな人はあまりいないような気もするけど←失礼
(お前も人のこと言える立場じゃねーぞ。 by碧)
あ、もう真田君校舎の外にいる。
やっぱガチ勢は違うね!←
とりあえず、真田君が外に出て行ったので2−Aから出る。
静かに戸を閉め、辺りを見渡す。
誰もいないことを確認し、そろそろと歩き出す。
うーん…どこに行こうかな。
どこに隠れれば見つからないかな…あ、でもあまり隠れたりしたら鬼ごっこにならないか。
なんて、考えてみるもここは初めて来た所だ。
あまり良い案が浮かばない。
やっぱ私頭悪いなーと、思いながらも歩いていたせいか階段に着いた。
とりあえず、昇ってみる。
昇ってみた先には、図書室があった。
雛希「ちょうどいいや、ここに入ろう!」
そう大きな独り言を吐いて、中に入る。
…おぉ。
ちょうどいいことに、中には誰もおらずガランとしている。
ぐるっと見渡してみてもかなり大きいと思った。
雛希「わぁ…いいなぁ…」
たしかに、氷帝の図書室も大きいとは思うのだけれど、あそこは何だかきらびやかで少し居づらい。
ここは、市の図書館のような落ち着いた雰囲気がかもし出されている。
雛希「あっ!この本、前に美緒ちゃんにオススメされたやつだ…!」
それを取ってパラパラとめくってみる。
おぉ…おもしろそうだ…!!
近くにあったイスに腰かけ、最初からしっかり読む。
おぉ…この辺すごいグロい…!
―こうして私は、まぬけなことに背後に迫り来る人物がいることも知らずに『撲殺天使ド○ロちゃん』を読みふけってしまった。
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