旧funny!!
□第9話
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碧「んー…これからどうすっかな…」
ジャッカルを蹴散らした後、俺は中庭らしき場所に来ていた。
今日は天気が良いので、差し込む日差しがとても心地いい。
…と、何ともガラじゃないセンチメンタルなことを考えながらうろちょろしているのだが、
困ったことにどこに行けばいいのか、ここにきてわからなくなってしまった。
ジャッカルに聞いときゃよかったなー。
アイツなら脅せば聞き出せそうだし←酷い
にしても、ここも氷帝に負けないくらい広い。
ふっ…私立の特権ってやつか←
碧「あー…雛希何やってっかなー…」
「鈴代ならさっき校舎で見たぜよ」
碧「マジか……って何でいんだ仁王(怒)」
仁王「やぁっと見つけたぜよ碧ーvV」
碧「うるせぇ抱きつくなこっち見んなしゃべんな」
仁王「ノンブレスじゃのー」
ちくしょう何でコイツの接近に気付かなかったんだ俺。
たしかにコイツは存在感薄そうだが、それにしたって気付くはずだ。
…あぁ、雛希のこと考えてたからか←
仁王「さ、捕まえたことだしテニスコートに戻るぜよ」
碧「は?誰がテメェなんかと行くかよ。連れてくんならりりかでも連れてけ」
仁王「あんなちんちくりん捕まえたって面白くともなんとも無いぜよ」
碧「まぁ、それには激しく同意だが」
仁王「じゃろう。だからお前さんと行くぜよ」
碧「しゃあねぇな…めんどくせぇし、戻ってやるよ」
仁王「おぉ、物分りが良くて助かr「なんて、」」
碧「言う訳ねぇだろバーカ!!wwww」
仁王「Σなっ!?」
そう言ってくるりと身を翻し全速力で逃げる。
ふははは!!
そう簡単に捕まってたまるかよ!
俺は何としても逃げ切る!じっちゃんの、名にかけてッ!!←
仁王「ちょっ、待ちんしゃい!!」
碧「待てって言われて待つ奴がいるかよ!!」
仁王「赤也」
碧「名前は出さんでいい!!」
仁王「Σあっ…おい!!」
碧「あ?何だよ?」
仁王「前!前危ないぜよ!!」
碧「はっ、誰がんな安っぽい手に引っかかるかyドゴォッ!!ぐぉえあッ!!」
仁王「Σ言わんこっちゃねぇ!!」
どうやら校舎の壁と激突したらしい。
くぅ…中々に強烈な一撃だった…。
(当たり前だろ!! byジャッカル)
うるせぇ出てくんなジャッカル…。
仁王「もぉ、だから言ったぜよ」
碧「おい、その『もぉ』キモいぞやめろ」
仁王「にしても…あの悲鳴は無いじゃろwwお前さんそれでも女か」
碧「そりゃーすいませんでしたね。あぁもう…せっかく最後まで生き残る予定だったのに…お前のせいで台無しだ」
仁王「いや明らかに自業自得じゃろ今の!!」
碧「あーもーうるせぇな。早く戻るぞ」
仁王「! じゃあ、手を繋g「調子のんな」チッ…」
こうして俺は、不本意だがテニスコートへと銀髪アホと戻ることにした。
…りりかよりは…長く…生き残れてるといいな…(遠い目)
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