オリジナル

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「それに他の子供たちもそうだ。この世の中に好き好んで子供を拾うなんて、どうかしてる」

「だったら……っ、なんで俺や桐生に技術を教えさせたり、武術を学ばせた!?」

「簡単なことだ、金のためだよ。有能な人間は高値が付くし、使える奴隷になる。特に嵐、キミはね。」

「俺、が…?」

「医術だけではなく、整備技術まで身につけてくれた。君はきっと300、いや、500万はくだらない」


何かが切れる音がした。
嵐はホルダーにあるハンドガンを手に取り、銃口を神父へと向けた。


「おや、私を撃つのかい?」

「黙れ」

「いいのか?私を撃てば、キミは大嫌いなアサシンの仲間入りだ。」

「黙れよ」

「私が気に食わないから撃つ。今、自分の為にコレを向けている君は私とは変わらない、同じ人間なんだよ」

「黙れって言ってんだっ!!!」


神父の分かりやすい挑発に、嵐はとうとうハンドガンの安全装置を外した。
そして神父に近づき、彼の額へ銃口を押しつける。



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