オリジナル
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----XXXX年
世界中の機械技術発達に伴い、世界は平和になっていった。
しかし同時に、人類は衰弱し始め、人間という一生物は他の生物に劣り始めたのだ。
更なる衰弱を恐れた世界政府は、世界中の銃刀法などの武器取締法を全て廃止した。
それは悲劇の始まりに過ぎなかった。
政府の思惑通り人類の衰弱は止まり、逆に人類は己の能力を高めていった。
しかし同時に、政府は力を亡くしていった。
政府がそれに気付いた時には、もう手のつけられないところまで進行してしまっていた。
そして政府は完全に力を亡くし、世界は無法地帯と化した。
政府は存在するが、ただの名ばかりの存在となっている。
ただの、金を何もせずに手に入れられる戦えない馬鹿な存在だ。
そんなもの、この世界でなんの役にも立ちはしないのだ。
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