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□Crazy Love
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「ぇ…選んで!!」

「え…?」

「僕、バレンタインにユチョンに何も用意してなくて…っ。みんなに相談したら、その、ちょこぷれい…とか、『僕を食べて』って言え…とか…」

「っ僕をって…!」

「で、でも、ちゃんと自分でも選んできたんだ!チョコ、は買う勇気無かったから、これ…」

「ジュンス…」

「ユチョンが…どっちの方が喜んでくれるかわかんなくて…だからユチョンが選んで…!」


恥ずかしくて顔が爆発してしまいそうだ。

呆気にとられたような表情のユチョンはしばらく動かなくて

ああ、やっぱり『僕を食べて』は失敗だったかな…と思った矢先

差し出したレコードの針を手にとられた。


(や、やっぱり引いちゃったかな…ジェジュ兄とチャンミンのばか!(泣))


ふわり、とまたユチョンの香りに包まれる。

それがユチョンに抱きしめられているせいだと気付くのにしばらくの時間を要した。


「ジュンスが選んでくれたのも嬉しいけど、こっちも…嬉しいかな」

「ぇ…ぇ…ユチョン?」

「両方、じゃダメ?ジュンスが選んでくれたものも、ジュンスのことも、どっちも欲しい…」


顔を上げると、ユチョンの微笑みと唇が一緒に降って来た。

…僕もユチョンにバレンタインのプレゼントもらったかも。

チョコなんかよりももっともっと

甘い笑顔と、甘いキス




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