銀魂CP

□一生の約束
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万事屋、ここで一人留守番をしている少女がいた。
夜兎族の女の子、神楽だ。

「暇アルな〜(グー)…お腹空いたアル、、」

ピンポーン

「新八〜出るヨロシ〜ってライブ行っていないんだったアル」

ピンポーン

「居ませんヨ〜居留守ですよ〜。」

ピンポン、ピンポン、ピンポーン

「ムカ!!うるさいネ!!今出るアル、持っとくヨロシ!!」

大声で怒鳴ったあと、ブツブツと文句を言いながら、玄関の前までやってきた。

バンッ

「誰アルカ!!さっきから!!うっさいアル!!」

ドアを開けた、そこには

「さっさと出ないのが悪いんでさぁ」

真選組一番隊長、沖田総悟が立っていた。
沖田はこれでも神楽の彼氏?なのだ

「何しに来たネ!!こちとらな、腹へって死にそうなんだヨ!!」
「そりゃよかった。弁当作って来たんでさぁ」

沖田の手には風呂敷で包まれた、お重箱がぶら下がっていた

「うぉぉぉぉぉ!!サドのわりには、気がきくアル!!」

と沖田を連れて中に入って行った。
ソファに座り神楽は、風呂敷を解いてソファの後ろにほり、さっそく食べようと
した。 が…

「…まさか、タバスコが入ってるんじゃねぇだろぉナ」
「まさか、そんなことある訳ねぇだろぃ?」

沖田に疑いの目を向けながらも、弁当に手を出し、すごい速さで食べていった。

「以外にうまいアルな!!お前料理作れたんだアルカ!!」
「そりゃね、料理ぐらいは作れて当たり前でさぁ」

すると沖田は一つの箱を取り出した。

「ケーキも作ってみたんでさぁ、旦那みたいにうまくはないですけどねぃ」
「よこすアル!!いただきま〜す!!」

神楽は、なんの疑いもなくケーキを食べ始めた。
それを見た沖田が妖笑をしたその瞬間、、、

「ギャァァァアア!!なんアルカァァァアア!!これぇぇぇええ辛いアルゥゥゥゥゥウウウ」

神楽は口から火が出るんじゃないかと言うぐらい口を開け、盛大に叫び走っていた

「ははははは!!騙された!!」
「ふざけんなヨォォオオオオ!!!!!」
「騙まし討ちでさぁ。安心させてからなら食うだろィ?」

すると神楽は、

「もうゆるさないネ!!サドのバカ!!大嫌いヨ!!」

と言うと、口を膨らませ、そっぽを向いてしまった。

その瞬間、沖田の顔から笑顔が消えた。

「すまねぇチャイナ。酢コンブやるから許してくだせぇ」
「いやアル!!絶対許さないネ」
「じゃあ、どうしたら許してくれるんでさぁ?」

「……いいネ」
「は?なんて?」
「…お前が…お前が一生、私の傍に居るって約束したら許してやってもいいネ、、、」

沖田は薄っすらと笑い、

「あたりまえだろぃ、俺はずっとチャイナの傍にいやすぜぃ」
「…ほんとだろぉな?」
「一生約束しやす。」

「…じゃあ許してやるネ」

神楽は沖田のほうを見て、ニカッと笑い言った。

「約束だかんナ!!腹へったアル!酢コンブよこせヨ!!」
「へいへい」



終わり
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