銀魂CP

□土方と銀時
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俺はぶらぶら町を散歩してた。
何もすることが無かったから。
イヤ、一人になりたかったから。
途中の団子屋で休憩しようと思った時、バッタリと土方とあった。
土方は喧嘩越しに喋り掛けて来た。
でも俺は気分が乗らなかった。
だから適当に流した。
椅子に座り、団子をたのんだら、土方が隣に座ってきた。


「なんだよ奢ってくれんのか?」

「ちげぇよ!!ただ、いつもより元気ねぇと思って」


こうゆう時だけ鋭いヤツ


「別に〜元気です〜いつもの銀さんです〜」

「じゃあなんで、笑ってねぇんだ?」


うるせぇ、笑いたくねぇ時もあんだよ、ックソ


「おい、銀時!!」

「うるせぇ朝から気分がわりぃだけだよ!!」


そうだ朝から。

俺は夢を見た、、
攘夷時代の、斬って斬って、斬りまくった。
ずんずん紅(あか)に染まって行く手の平に、ベッタリと付いた血。
洗っても洗っても取れない。

そんな夢を見て、、気分が上がるわけがない。
しらない癖にコイツは、、


「朝から?なんだ、変な夢でも見たのか?話してみろよ」

「うるせぇ、」

「?」

「うるせぇって言ってんだ!!話したくねぇことだってあるんだよ!!」

「・・・・、、スマネェ」

「・・・・・・・・・あるか、」

「なんだ?」

「お前は目の前で、大切な物を失ったことがあるか?」

「・・・!」

「俺は、自分の手で天人(アマント)斬って斬って!!
血で染まって行く自分を見ながら、斬って斬って、殺して。
なのに、目の前で仲間が死んで、、」

「銀・と・き?」

「!!」


俺はいつの間にか泣いていた。
目に涙を溜めて、久しぶりに。

ガバッ!!

そんな俺を力一杯、抱きしめた土方が目の前にいた。


「ひじがた?」

「泣くな銀時、スマナカッタ、お前の事もしらねぇで、」

「いいんだ、土方。
俺な、愛された事が無かったんだ、子供の頃から、」

「!?」

「でも松陽先生が俺を拾ってくれた」

「松陽せんせい?」

「あぁしかも今は、新八や神楽もいる。
それに土方も。
だからいい、幸せだ」

「銀時、、俺が守ってやる。
過去からも全部、俺が!!」

「うん、好きだ土方、、」


この時が変わらないように 祈ってる、、、






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