頂き物・捧げたもの

□黒薔薇ノ檻さまからの頂き物
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「何度言えば解る!レッドは俺のものだ!」

「何言ってんのよ、グリーン。レッドは私のよ。

そして写真を撮って売れば…ムフフvv」

「ブルー姉さんにもこれだけは譲れない…!」

「バカシルバー!レッド先輩は俺のだ!

絶対お前だけには渡さねぇ!」

「レッドさん…」

上から順にグリーン、ブルー、シルバー。

そしてゴールドでイエロー。

今はこの5人と一緒にグリーンのトキワジムに居る。

この5人は俺のことが好きらしい。

…まあ約1名なんか違うが。

え?自惚れるなって?

いや、毎日のように好きだの愛してるだの言いに来る奴らだぜ?

認めるしかねぇだろ。

…まあ認めたくないのとは別だけど。

こんな風に言い合っても無駄なのになぁ…

だって俺は…「ポケモンバトルだ!」…は?

グ「いいぜ。使用ポケモン六対のフルバトルのトーナメント形式でどうだ?

優勝した奴がレッドを自由に出来る。」

え?

ブ「いいわね、それ。」

シ「フン、俺が勝つに決まってる。」

ゴ「シルバーだけにはぜってぇ負けねぇ!」

イ「あの…ぼくのやらせてください!」

レ「…あのー」

全「「「なに、レッド?」」」

レ「…なんで勝手に決めてんの?

ってかなんで優勝したら俺を自由にしていいわけ?

俺、いいなんて一言も…」

全「「「お前は黙ってろ!!」」」

レ「…はい。」

なんか皆の視線が怖い…

これって俺、ピンチ?

ブ「組み合わせはくじでいいわよね。」

そう言ってどこから出したのか、番号が書いてあるトーナメントでよく見る表と、これまた番号が書いてある割り箸を取り出した。

…手品?

まあとにかく…くじで決まった結果、第一回戦はグリーンVSイエロー。

第二回戦はゴールドVSシルバー。

第三回戦はブルーVS第一回戦の勝者。

第四回戦は二回戦の勝者VS三回戦の勝者だ。
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