高杉の銀ちゃん(♀?!)

□短いお話
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【さいきょうのひと】と【にちじょう】の間の万事屋。






「新八、今から命令式するアル」

「命令式?なんの?」

「いいから新八も一緒にココに立つヨロシ」

横に新八が立つと神楽が、ねそべっていた定春を呼ぶ。

「定春」

呼ばれた定春は立ち上がり、二人の前にお座りをして胸を張って返事をする。

「ワン」

「銀ちゃんのナイトに命じるアル」

「ワンッ」

「それって…任命式だよ、神楽ちゃん」

「そうとも言うネ、定春ヨロシ?」

「ワンワン」

その様子を見ていた松陽は、笑いながら見守っていた。





「おぉ?何?」

出かけようとする銀時の前に、定春が座って動かない。

「ワンワン」

「銀さんでかけるんだから、そこどいてくんない?」

「ワンッ」

銀時がポンポンと背中を叩くと、定春は立ち上がって尻尾を振った。

「定春はお前に背中に座れと言ってるんじゃないですか」

銀時が苦笑してポンポンとまた背中を叩く様子を見て、松陽が言った。

「そうなの?」

松陽を見てから、声をかけると定春が元気に返事をした。

「ワンッ」

「サンキュー、定春」





定春ナイト、活躍期待の拍手




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