高杉の銀ちゃん(♀?!)
□短いお話
2ページ/5ページ
【さいきょうのひと】と【にちじょう】の間の万事屋。
「新八、今から命令式するアル」
「命令式?なんの?」
「いいから新八も一緒にココに立つヨロシ」
横に新八が立つと神楽が、ねそべっていた定春を呼ぶ。
「定春」
呼ばれた定春は立ち上がり、二人の前にお座りをして胸を張って返事をする。
「ワン」
「銀ちゃんのナイトに命じるアル」
「ワンッ」
「それって…任命式だよ、神楽ちゃん」
「そうとも言うネ、定春ヨロシ?」
「ワンワン」
その様子を見ていた松陽は、笑いながら見守っていた。
「おぉ?何?」
出かけようとする銀時の前に、定春が座って動かない。
「ワンワン」
「銀さんでかけるんだから、そこどいてくんない?」
「ワンッ」
銀時がポンポンと背中を叩くと、定春は立ち上がって尻尾を振った。
「定春はお前に背中に座れと言ってるんじゃないですか」
銀時が苦笑してポンポンとまた背中を叩く様子を見て、松陽が言った。
「そうなの?」
松陽を見てから、声をかけると定春が元気に返事をした。
「ワンッ」
「サンキュー、定春」
定春ナイト、活躍期待の拍手
.