高杉の銀ちゃん(♀?!)
□わるだくみ?
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ドカドカを足音が響いたと思ったら、乱暴にフスマが開いた。
「おぉ!高杉、ちくっと遅れたち」
「てめぇが時間通りに来た事があったかよ?」
お酒を飲んでいた晋助は、入ってきた辰馬の顔も見ずに言った。
そんな高杉に気にする素振りもなく、頭を数回叩きながら座る。
「それはそうじゃ」
開いた膳の前に適当に座り、手酌でお酒を煽る辰馬に、晋助が声をかけた。
「…で?」
「ん?」
「わざわざ使いまで出して俺を呼んだ理由だよ」
「おぉ!そうじゃったな。しかしその話ばするのには、ちくっと役者が足らんきに、もうちょっと待ちぃ」
開いている膳を見ながら、辰馬が言った。
「そぉかい」
土佐弁、わかりません…。
おんどりゃぁ!すどりゃぁ!の広島弁ならバッチコイ!!