銀さんと一緒に(ほのぼの)
□てんさいの日?
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「今日は少し寒いですね」
「秋だからねぇ」
「食欲の秋ネ」
「「いやいや、秋関係ないよね?」」
銀時達三人は、先日までの依頼でそれなりの貯えも出来たので、寂しくなった食料を買出しに出かけていた。
ダラダラと歩く三人の前方に、音の外れた歌らしきものを口ずさみながら、真っ赤な髪をした少年が歩いてくる。
『おぉれぇはぁ、てんさいぃ〜♪
バ○ケットマァン〜♪♪』
立ち止まっていた銀時達に気づいたその少年も立ち止まる。
銀時よりも高い少年が、首をかしげて問いかける。
「ぬ?何か用か?」
「いや、特に…」
新八と神楽は、つぃと銀時の後ろに隠れる。
「どうか?じゃぁなんだ?」
「なんだと聞かれても…。
なんなの、今の歌は?」
「歌?
おお!『天才バス○ットマン』だ!」
銀時の問いかけに、二カッと笑い答える。
「天才?天才って何ネ?」
その笑顔に警戒心を少し解いた神楽が、銀時の後ろから顔を出して聞く。
「天才は天才だっ!」
「…説明になってない気がする…」
新八がため息をついた。
あれ?