銀さんと一緒に(ほのぼの)
□ババァと
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たまを相手にくだを巻く銀時に、呆れながらお登勢がお茶を出す。
「何やってんだい、銀時。
仕事しないから、ガキどもに追ん出されたのかい?」
受け取ったお茶を飲みながら、銀時が反論する。
「銀さんはちゃんとお仕事しました〜。
悪い事はなんもしてません〜。
昨日だって、真面目に仕事してよ。
ひとつの仕事こなして帰ってくれば、また次?」
「いい事ではありませんか?」
たまが会話に加わる。
「そうだろうけど…じゃんけんに勝てん」
「はぁ?」
「じゃんけんに完敗して、結局、俺ひとりがした」
「そうかい」
お登勢は笑いながら、煙草に火をつける。
「んで、遅くに帰ってきたのによぉ」
「どうされたのですか?」
「朝も早くから、ほっぽり出された」
「ソレデ、落チテキタノカ。
ドンクサイ奴」
「うるせぇ!」
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