銀さんと一緒に(ほのぼの)
□来訪者
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ピンポーン♪
「新八〜誰か来たぞぉ」
「新八〜誰か来たアル」
珍しくなる万事屋のインターホンがなったが、相変わらずな二人は動かない。
「もぉ!」
文句を言いながら、新八が玄関に向かった。
「なに、持ってるネ?」
玄関先から新八ひとりが、手紙を持って戻ってきた。
「銀さん、手紙です。玄関にはさんでました」
「はさんでた?」
銀時が、寝転がっていたソファからあくびをしながら起き上がる。
「はい、切手貼ってないから…さっき持ってきたんですかね?」
「…誰から?」
銀時に手紙を渡そうとした新八が裏を見る。
「え〜と、『管理人もりの玲夢』」
受け取ろうと手を出していた銀時が、両手でバッテンを作った。
「捨ててよ〜し!」
神楽もそれを真似る。
「ヨ〜シ」
新八もその意見に賛成しつつも、言うだけは言う。
「…一応、中身確認しません?」
新八から手紙を受け取った銀時は、中身を出す。
「つうかよ、何?『管理人もりの玲夢』なげぇし。
≪∵≫でいいよ」
「なんネ、≪∵≫って?」
「とぼけた面してるあいつにそっくし!」
「ホントにあるですか?」
「あるよ〜携帯とかパソコンの記号に。見てみぃ?」
「誰に言ってるネ?」
「う〜ん、誰か?」
すすまない…。