銀さんと一緒に(ほのぼの)

□これはフィクションではありません(改)
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その日はいつも通りのはずだった。




梅雨入り宣言はあったものの、空梅雨で『雨はどこで降ってんの?』などど言っていたが、台風接近にあおりか雷混じりの雨の夜にやってきた恋人は、雨の上がらない夜明けに自分の塒へと戻る。

「帰るの?」

「あぁ、また来る」

「手ぶらでくんなよ」

「寺門のCDと酢昆布だったか?」

「糖分も」

「糖分ねぇ、ちぃったぁ控えろ」

「え〜俺の半分は糖分で出来てんだから無理」

「ククッ、何言ってやがる。まぁ覚えてたらな」

いつもの朝の風景、穏やかな時間が流れる…筈だった。












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