Soccer is my life!
□僕の日常。
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【キーンコーンカーンコーン】
チャイムがなる。
僕はそれと同時にお弁当が入った手提げを持って廊下に出た。
あっ申し遅れました!
僕の名前は風丸梓です!
今はお弁当を忘れて陸上部の朝練に出かけた兄さんに、お弁当を届ける為廊下を走ってるの!
2年の風丸一郎太は僕の双子の兄。
陸上で全国レベルの選手と対等に戦っている凄い選手なんだ!
「あっあずちゃん!
何処に行くんですか?」
彼女は新聞部の音無春奈。
同じクラスだし、一緒にいることが多い大の仲良しさん!
「兄さんのとこ!
お弁当、届けに行くの!」
僕だって兄さん程じゃないけど足は速い方。
「直ぐに帰ってくるから一緒にお昼食べよう!」
兄さんが見つかれば直ぐにでも帰って来れるもん!
「はーい!
教室で待っていますよ〜!」
春奈は手を降って見送ってくれた。
「うん!
ちょっと行ってきます!」
人が多すぎてちょっと走りにくい…
でも大好きな兄さんの為なら全然頑張れちゃう!