コンビネーション!

□放課後のおやつタイム
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「今日の練習はここまで!」

「「お疲れさまでした!!」」

今日の練習はここまで。

なかなかハードな練習だった。

入部したての天馬と信助は、練習開始一時間程度でバテ始め、今は…

魂が抜けかけている。

「サッカー部の練習が…こんなにもハードだなんて…」

相当息を切らしている。

「お疲れ様、天馬!
早く着替えて帰ろう?」

空野が天馬にタオルを渡した。

マネージャーとしての仕事にはだいぶなれてきたようだ。

「おい一年、まだ帰るんじゃねーぞ。」

帰ろうとしたところ、止められた。

確かに練習はおわりだといっていたが…

(もしかして居残り練習とか…?)

いやな予感が頭をよぎった。

「パーティーだよ、パーティー。
新入部員歓迎会!」

「「歓迎会!?」」



部室。

机の上に置かれた人数分のカップケーキ。

半分はお店で売られていてもおかしくないくらい立派、もう半分は…焦げ。

形もいまいち、焦げ、なんか見た目さえひどい。

味…。

「焦げ…」

「焦げてる…」

「焦げ焦げ…」

口を揃えて。

「そんなに焦げ焦げいわないでよ!!」

焦げカップケーキは和深が作ったようだ。

「もう半分はオレな!」

調理実習の時間に作ったらしい。

「双子なのに…和深のは焦げ焦げ…
僕は食べたくないです…」

「速水ぃぃぃ!!」

「落ち着け和深。
ここは一つ公平にじゃんけんで決めよう。
いいな、神童。」

(一方的に)喧嘩を始めた和深と速水を止めたのは三国。

流石は三年生だ。

「はい。
では…じゃーんけーん!!」

「「ぽんっ!!!!」」

心なしか力が入りすぎていたような…


放課後のおやつタイム。


(げ…和深のやつ…)

(……。)

(ちょっと!!
ちゃんと食べてよね!!)



上から霧野、神童、和深さん。

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