Soccer is my life!

□魔術師と霧風
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夜。


円堂君から一之瀬君の話が聞きたいとメールを受けた。


兄さんと一之瀬君と一緒に円堂君のお家に向かった。


「いらっしゃい!
守なら部屋にいるから、風丸君案内してちょうだい!」


兄さんと一之瀬君は円堂君の部屋に向かった。


「梓ちゃん、お料理作るの手伝ってくれるの?」


「はい!
一之瀬君とはいつでも話せますから!」


一之瀬君の話が聞きたいと、どんどん集まってきた。


ご飯が間に合わない!!


「ごめんくださーい!」


玄関の戸があいた音がした。


お握りを置いて、ひょこりと顔を出した。


「秋!」


「あら秋ちゃんいらっしゃい!
お料理、手伝ってくれる?」


秋も一之瀬君の話が聞きたかったのかな?


「は…はぁ…」


僕の隣でお握りをどんどん握る秋。


やっぱり秋はお料理が上手。


なんだかお姉さんみたい。


「秋、一之瀬君とお話ししたかった?」


「ううん、大丈夫。
あずちゃんが一之瀬君と知り合いだったなんて、吃驚しちゃった。」


「僕も吃驚だよ。
まさか、ね。」


でも、秋と土門君と一之瀬君が知り合いだって知ってても。


きっと、一之瀬君は生きてるっていわなかったと思うんだ。


「秋、嬉しい?」


「うん、嬉しい。」


「ならよかった!」
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