Soccer is my life!
□魔術師と霧風
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「空が…青いなぁ」
ウルトラマリンブルーの空に浮かぶ綿あめ。
とてもキレイだった。
「なぁにジジ臭いこといってんだよ。」
「土門君、一之瀬君!
ああ、よかった…仲直り出来たんだ…」
二人仲良く立っている。
「ああ。」
「不思議な話だよね。
ばらばらになったアメリカ時代の仲間が再開して、しかも知らないうちに梓が関わっている…」
「なんか自分が気持ち悪い…」
秋とは家が近く、仲良し。
土門君は入部した時期が近い。
一之瀬君とは遠い国、アメリカで出会った。
この出会いは偶然か、必然か。
この出会いも僕の運命だったのなら…
「土門ー一之瀬ー梓!!
練習、やろーぜー!」
円堂君が呼ぶ声がする。
一之瀬君も練習に加わってくれる。
僕のチームだってすごいことを自慢したい!
アメリカのチームになんて負けてないんだから!
「ね、早く行こう!」
土門君も一之瀬君もサッカー上手なのは、ずっと一緒に練習してたからなのかな?