Soccer is my life!

□魔術師と霧風
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うぅ…ホントにやるの…?


「いくぞー梓!」


染岡君から蹴り出されたボールをうけ、取り敢えずやってみる。


もしかしたら出来るかも知れないから。


「『ミストシャワー』!!」


やばっ落ちる!!


身体が回転についていかず、バランスを崩した。


ギュッと目を瞑る。


落ちたらどうなるんだろう…


「大丈夫か?」


「豪炎寺君!?
ゴメン、重い…よね?」


目をあけると、直ぐに豪炎寺君の切れ長の瞳。


すっぽりと腕のなかに収まる僕。


「そんなことない。
膝、手当てするから音無のところへ。」


「膝…?
って、あー!!」


真っ赤…。


通りで痛いわけだ。


「立てるか?」


「うん、助けてくれてありがと!」


ぽてぽてと春奈のもとへ。


膝痛ーい…


擦りむくとか久しぶり…


こんなに痛かったんだ…


最近はどちらかといえば痣だらけだったしな…


「あずちゃん!」


「お前帰ってたのかよ!」


制服姿の土門君と秋。


「うん、みんな向こうにいるよ!」


秋と土門君の背中を押した。


感動の再開。


の前に膝の手当て。


一之瀬君、ちゃんとごめんなさいっていえるかなぁ…
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