Soccer is my life!
□vs戦国伊賀島
1ページ/10ページ
「吃驚しちゃった。
まさか暁輝お兄さん、帝国に進学してたなんて…」
ずっと雷門に入学したものだと思ってた。
「中学は雷門いったさ。
高校からの外部生ってことだからな、色々大変だったぜ。」
雷門も一応は私立だけど、帝国とは格が違う。
勉強、運動、その他様々なジャンルにおいてスペシャリストが集まる超エリート校。
僕も『是非帝国に』っていわれたけど兄さんや円堂君たちと同じ学校に通いたかったから断ったけど。
「暁輝お兄さん、スゴいね!
あ…あれ…?」
ゆらゆらと視界がぼやけていく。
「どうした?」
「なんか…ふらふらする…」
身体がいうこと聞かない…
これじゃあ運動は愚か勉強さえ出来ない。
真っ直ぐにも歩けないかも…
「大丈夫か?
近くに帝国の大学病院あるけど…」
「ん…大丈夫。
二三日で善くなると思うから…
でもこのままじゃ帰れないね、多分。」
リハビリ中に転んだときもこんな風になった。
数日でよくなったけど。
「俺、バイクで通学してるからさ、家まで送る。
もうちょい居なきゃなんないから少し寝てろ。」
ふわりと片手が目をおおった。
「ありがとう…暁輝お兄さん…」
その瞬間眠気が襲ってき、僕の意識はどこか夢の国に飛んでいってしまった。