Soccer is my life!
□右目と家族
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「じゃあね、一兄!」
学校が終わって、一兄に手を振る。
今日はサッカーの練習があるから、一緒に帰れないの!
「梓、今日もサッカーか?」
「勿論!
春休みにね、帝国学園小等部のサッカークラブと試合があるの!
絶対に負けられない試合なんだ!」
ネットに入ったボールを指差し笑った。
簡単に勝てる相手じゃない。
だから燃えるんだって、同じチームのGK、円堂君がいってたし。
「オレももうすぐ大会なんだ。
絶対優勝してみせるよ!」
「えへへ、僕試合頑張るから。
一兄も陸上頑張って!」
そう手を降りながら何時もの河川敷まで走り抜ける。
「梓も頑張れよ!」
後ろから聞こえる励ましの声を聞きながら練習。
次の試合は絶対に負けられないんだ。