Soccer is my life!

□vs秋葉名戸学園
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地区予選準々決勝に勝利し、次の準決勝は尾刈斗中か秋葉名戸学園のどちらか。


尾刈斗中とは以前僕の入部をかけた練習試合でなんとか勝利。


後半出てなかったけど。


秋の話だと、相当戦力をつけたらしい。


「すごい…
で、秋葉名戸ってどんなところ?
聞いたこともない名前だし…」


「えっと…
学力優秀だけど、少々マニアックな生徒が多い。
フットボールフロンティア出場校のなかで最弱の呼び声が高く…」


微妙…


よく準々決勝まで残れたね…


「えっ!?」


「どっどうした?」


秋は自分の手帳をみて、顔を赤くした。


「尾刈斗中との試合前に、メイド喫茶に入り浸っていたって!」


「え…メイド喫茶って…」


やっぱり弱そう…


「これじゃあ準決勝の相手は尾刈斗中で決定でやんす!」


栗松君の言う通り。


これで秋葉名戸だったらどうしようね…


「大変です!大変です!
今、準々決勝の結果がネットにアップされていたんです!」


春奈が息を切らし、部室まで走ってきた。


どこが大変なのかなぁ…?


「えっ!?
尾刈斗中が負けたぁ!?」


「あの尾刈斗中を倒すなんて…」


「これは行ってみるしかないですね…メイド喫茶に!!」


目金君…


なにを言い出すのさ!


「行きましょう円堂君!
僕達は秋葉名戸学園のこと何も知りません!」


目金君曰く情報収集。


ただ単にメイドさんと遊びたいだけじゃ…


「よしっ!
行ってみようぜ!」


「円堂君!
僕、今日の練習はお休みしていいかな?
朝から体調あんまりよくなくて…」


試合に出れないんだったら今ゆっくり休んだ方がいいし。


「ん…わかった。
無理すんじゃねぇぞ!」


「うん!
じゃあ皆、情報収集頑張れ!」


そう言うと僕は鞄を持ち、校舎内にある更衣室に向かった。
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