Soccer is my life!
□サイボーグ?
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「落ち着いたか?」
「うん…ごめんなさい…」
リビングのソファーの上。
兄さんにココアを渡された。
「オレも若干気を抜いてた。
まさかグラウンドに車が入ってくるなんてな。」
「吃驚しちゃった。
そしたらあのときのこと、思い出しちゃって…」
急ブレーキの音と、眩しすぎるライト。
そして身体が宙に浮く感覚。
「今日はオレがご飯作るからさ、梓はくつろいでろ。」
「うん、ありがとう。」
キッチンに向かう兄さん。
ふと机の上に置かれたケータイをみた。
ピカピカと青く光る。
「春奈から…」
メールみたい。
『あずちゃんの様子に気づけなくてすみませんm(_ _)m
明日の練習は必殺技なしの練習だそうです。
体調がよくならなかったら、遠慮なくお休みしてくださいね。
そしたらあずちゃんの分のノートもとっておきますから(^▽^)
じゃあゆっくり休んでください。
春奈より』
春奈に迷惑かけちゃったなぁ…
ボスン。
ソファーに転がった。