Soccer is my life!
□秘伝書を探せ!
7ページ/10ページ
「「イナズマイレブンの秘伝書〜!?」」
「しー!!」
次の日の部活。
何故か机やタイヤで周りを囲い、隅の方に集まって話している。
「兎に角!
秘伝書が理事長室の金庫の中にあるんだ!!
皆で忍び込んでとって来ようぜ!」
キャプテンがそんなんで大丈夫なのかな…
「ったく…
バレたらどうなることか…」
「やっぱり土門君も心配?」
土門君とは(正式に)入部した時期が近いし、同じDFだから何処か親近感がわく。
ボソッと呟いた土門君を見上げ(僕と土門の身長差はすばらしいのだ☆)にこりと笑いながら聞いた。
「心配っていうか大丈夫なのかってさ。
そう言えばえっと…梓だっけ。
梓って何年?
風丸と苗字が一緒だから1年?」
ぞろぞろと皆が本校舎の方に移動していく。
僕達は歩きながら会話を進める。
「一応は1年生。
でも今年で14歳になるよ。」
「あれ?
計算合わなくね?」
「当然。
だってさ、僕、1年留年してるし。」
サッカー部の人達とは大体の理由は知っている。
だから僕が〜君とか呼んだり、敬語じゃなくても怒らない。
「ってことは同い年か…
…梓ってちっさいんだな!」
「1番気にしてるとこ言わないでよ…」
昔から背だけは足りなかった。
まさか其処に突っ込んでくるなんて…
「中、入る?」
「そだな。」
大分苦戦している様子。
僕達はそっと理事長室に入った。