Soccer is my life!

□秘伝書を探せ!
5ページ/10ページ

帰り道。


円堂君、豪炎寺君、兄さん、僕の4人は初戦の相手、野生中との試合について話してた…


「フットボールフロンティアが始まるっついうのに…
新必殺技の『ひ』の字も出てこないなんて…」


兄さんが弱気になるのもわかる。


今日の練習で皆は一生懸命必殺技を編み出そうとしてたけど、どれもハズレ…


僕も新しいフェイント技を編み出そうとしたけど出来なかった…


「諦めるなよ…!」


「諦めてるわけじゃないけどさ、最悪の事態のことも…」


「例え新必殺技がみつかったとしても、身につけるまで練習が必要だ。」


豪炎寺君の言う通り。


練習と実践は違うんだ。


練習で出来たとしても本番であがっちゃったらもともこもないしね…


「ま、なんとかなるさ!」


「なんとかって…」


【グゥ…】


誰かのお腹がなった。


ぼ…僕じゃないよ!


「よーし!
早速雷雷軒で作戦会議だ!」


どうやら円堂君のお腹みたい。


あんだけ過酷な練習してたんだもん。


お腹ぐらいすくよね。


「俺達は円堂と行くけど、梓はどうする?」


「僕は夕御飯を…」


憧れの豪炎寺君からお誘いがあったけど…


僕は夕御飯を作んなきゃだから…


「梓も来いよ。
今日の夕御飯は雷雷軒ですませばいいし。」


「…うん!
僕も作戦会議するよ!」


ラーメン屋さんになんて行くの久しぶり…


きっと僕が作るチャーハンなんかより、百倍も美味しいんだろうな…
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ