Soccer is my life!

□秘伝書を探せ!
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【キーンコーンカーンコーン】


「皆ぁ!!
わかってるなぁ!?」


「「おーーー!!」」


放課後、僕達は部室に集まった。


今日はいつもと違う。


フットボールフロンティアへの出場が決定し、皆喜んでいるみたい。


ま、僕も嬉しい。


だってさ、正式に入部が決まったし。


「キャプテン、最初の対戦相手は何処ッスか?」


「相手は…しらない!!」


え!?


知らないってあれだけ盛り上ってたのに!?


皆期待外れといった表情を浮かべた。


「そうだ、仁君も入部してくれたんだよね!
これからもよろしく!」


「…よろしく。」


4番の背番号は仁君に譲ったため、僕は背番号15番。


理由?


特にないけどね。


「相手は野生中ですよ。」


「冬海先生?」


練習を一度も見に来てくれたことはないけど、一応顧問の先生。


僕はあんまり好きじゃないけどさ…


でも顧問いないと試合できないし…


取り敢えずいなきゃいけない先生ってことで…


「それと、あなた方にお客様ですよ。」


「ちーっす!
俺、土門飛鳥!
一応DF希望ってことで!」


あれ?


今朝、みかけた人だ…


1年生の校舎にはいなかったから2年生かな…?


「貴方も物好きですね…
こんな弱小に入るなんて…」


そう吐き捨て、職員室に帰っていった。


土門君も冬海先生を快く思わなかったのか、若干嫌そうな顔をしていた。


「土門君!」


「あれ!
秋じゃん!!
久しぶり、いつ日本に!?」


土門君と秋って知り合いなんだ…


聞くところによると、アメリカにいた頃かららしい。


アメリカ時代の秋と知り合いなら、一之瀬君とも知り合いなのかな…?
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