Soccer is my life!
□vs尾刈斗中
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【ピーーーッ】
またもやホイッスルがなり、耳が尖ってる血色の悪い人が、1つ目のバンダナのキャプテンに小さく蹴り出した。
「なんだろう…」
「呪文か何かでやんすか?」
尾刈斗中の監督が何かを呟いている…
あんまりよく聞こえない…
まーれーまーれーまれとまれー?
「梓!
集中しろ!」
「うん!
…っあれ…?」
何?
あのフォーメーション…
コロコロ変わって気持ち悪い…
「少林は9番!
マックスは11番のマークにつけ!!」
裏のキャプテンである兄さんから指示がでた。
2人とも!!
見方のマークについてどうするの…!
「みんなよく見て!!」
「無駄だ!!
『ゴーストロック』!!」
「足がっ!!」
「動かないッス!!」
何これ!!
あのDVDの人達と同じ…
足が動かない…!!
「『ファントムシュート』!!」
円堂君もゴーストロックにかかっているのか、全然動けない…
【ピーーーッ】
あっさりシュートが決まってしまった…
なんだろう…
このゴーストロックって技…
何か秘密があるはずなのに…
「ボールをよこせ!!
俺が決める!!」
「待って染岡君!!」
「『ドラゴンクラッシュ』!!」
威力が弱い!!
――歪む空間
尾刈斗中のキーパーは染岡君のドラゴンクラッシュを軽く止めてしまった…