Soccer is my life!
□新必殺技!
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【キーンコーンカーンコーン】
よし…!
チャイムなった!
「壁山君!
部活行こう!」
帰りの会はほぼ強制終了。
僕たちだけでなく、他のテニス部や、陸上部の宮坂君までもが立ち上がり、鞄を持って教室の外に出ようとしてる。
「はぁ…
今日の帰りの会はここまで。
各自部活動に取り組むように。」
先生はため息をつき、帰りの会を終わらせた。
「今日は軽いミーティングに、それが終わったあと河川敷で練習!」
「そうッス!
張り切っていくッス!」
壁山君と嬉しそうに微笑みながら片手を握り、空へ掲げた。
「あっ!
宍戸君、少林君!」
廊下に出たところで丁度宍戸君と少林君に会った。
「あず君!」
「早く部活いこうぜ!」
壁山君と少林君を加え、僕たちはあのちょっと古い(かなり年期が入った)部室に向かった。
「あず君がサッカー部に来てくれたから、部が華やかになったみたいッス!」
「ホントホント!
今までは男ばっかり7人もいたしね〜」
いやいや…男子サッカー部に普通女子はいないから…
しかも7人もって、7人しかいなかったの間違い…
「な…何はともあれ!
これで暫くはサッカー部も安泰じゃない?」
返せる言葉が見つからず、適当に誤魔化す作戦にでた僕。
「そうッスね!」
「うん!」
そんな僕の言葉にも笑って答えてくれた。
いい友達を持ったと思うよ。