Soccer is my life!

□新必殺技!
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【コンコン】


「失礼します…」


軽くノックをしてから扉を開く。


普通の教室とは違い、扉からしてスゴく豪華…


何回来てもこの雰囲気にはなれない…


「遅かったじゃない、梓。
そこに座って。
バトラ、お茶の用意。」


夏未さんは理事長室にあるソファーを指差し、執事さんにお茶を持ってくるように指示をした。


「そんな…
お構い無く…!」


「あら。
遠慮しなくていいのよ?
私と貴女の仲じゃない。
さぁ話をはじめましょう。」


僕は恐る恐るソファーに座った。


前は制服の事でいろいろあって。


「えっと…
それで…僕に何かご用ですか…?」


同い年だけど、やっぱりタメ語は使えない…


半田君とかマックスだったら気楽に話せるけど…


「サッカー部の件よ。
あの部は一応男子サッカー部。
女子の貴女が入ることは出来ないわ。」


やっぱりそこか…


さっき担任の先生にも同じことを言われた…


「でも、次の尾刈斗中との試合。
勝てたのならば貴女がサッカー部に入部することを認めるわ。」


「ホント…?
でも僕、尾刈斗中との試合には出られないの?」


嬉しいけど、僕も参加して皆で勝ちたい…


「助っ人としてなら良いわよ。」


「わぁ…!
ありがと、夏未さん!」


「ただし、尾刈斗中との試合に負けたら入部の件も白紙。
サッカー部も廃部ですからね。」


「うん!
じゃあ僕、練習に行くねっ!
絶対に勝つから!」


立ち上がり、理事長室を出た。


絶対に勝って入部してやる!


その為には練習を一生懸命やらないと!
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