Soccer is my life!

□サッカー部。
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僕…サッカー部、入っちゃったんだ…


そんな気持ちがぐるぐると回る。


上の空のなか五時間目の授業を受けていた。


授業の内容なんて頭になんか入ってないと思う。


だって、楽しみなんだ。


サッカーが。


そして掃除。


体操着に着替え、ちゃちゃっと掃除。


勿論手抜きはしてないよ!


何時もはそのあと制服に着替えて下校。


だけど今日はジャージのまま、鞄の中に荷物を押し込んだ。


「あれ…あずちゃん、着替えないんですか?」


春奈は既に着替えていた。


サッカー部の取材をするんだと張り切っている様子。


「今日はちょっと用事があるんだ!
だからじゃあねっ!」


鞄を持ってサッカー部の部室へ。


春奈には試合が始まるまで言わないつもり。


だって…恥ずかしいもん…


「楽しみだな…
こんなにもわくわくしてる…」


僕の心臓はドキンドキンと大きく音を鳴らし、血液を身体中に送り出している。


頬は少しだけ赤く紅潮している気がする。


「身体、鈍ってないといいな…
月に2〜3回位しかボール蹴ってないから…」


鈍ってたら申し訳ないよね…


「気にしない!
兄さん、驚くだろうな…」


さっき決まったばっかりだし、兄さんには伝えてない。


兄さんの驚く顔が早くみたい!
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