Soccer is my life!

□僕の日常。
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そして夕食。


いつもみたく空色の髪を高くあげ、揃いぎみの毛先が肩にかかる。


やっぱり兄さんかっこいい!


「今日の夕御飯、何?
お腹ペコペコだよ。」


兄さんはそう言ってリビングの机のとこについた。


僕はキッチンから今日の夕御飯のカレーを運んでいった。


「今日の夕御飯はカレーだよっ!
ルゥが安かったんだよね〜」


じゃがいも、人参、玉ねぎに鶏肉、隠し味にヨーグルト!


コーンも入れちゃう!


「やった!
梓のカレー好きなんだよな!」


兄さんはそう言ってカレーを一口。


「うれしいな。
そういってもらえると。」


頑張って作ったかいがあるよ。


「それで、オレが泥だらけだった理由。
円堂たちとサッカーしてたんだ。」


サッカー?


なんで?


兄さん、陸上部じゃん!


「なんでサッカーなの?」


今までサッカーなんて体育の授業位でしかやってないのに…


「今、雷門サッカー部が廃部の危機なんだ。
円堂、サッカー部のキャプテンだろ?
彼奴の熱心な勧誘に負けちゃってさ。」


兄さんはははって笑った。


僕は止めないよ。


だって兄さんが決めたことだもん。


「梓…怒ってる?」


「怒るわけないじゃん。
止めたところでどうにもならないでしょ?」


ずっと兄さんと一緒なんだもん。


兄さんがどういう性格してるかぐらいいわれなくてもわかってるつもり。


「ありがとう。」


兄さんは安心したみたいにほっと息をはいた。


僕も久しぶりにサッカーやりたくなっちゃった…
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