虚無の夢

□夏バテ防止
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現世は8月、真夏の真っ只中である。

この猛暑の中破面たちも夏バテでだれていた。


え?虚圏には四季がないんじゃないの?だって?そんな事はありません。

ちゃんと各自宮にクーラーも付いてますよ
…一応…


「あちぃ…めっちゃあちぃ…」

グリムジョーは汗をだらだらと流し、ブツブツと文句を垂れ流しながら廊下を歩いていた。

「ちきしょう…あのクソオールバック野郎…なんで各自宮のクーラーが壊れたからってオレ呼ぶんだよ〜…
マジ無いわ〜ノイトラとか呼べよ〜あいつに買い出しに行かせろよ〜」


そう、何と虚夜宮の各自宮に付いているクーラーが全て壊れてしまい、グリムジョーは現世の電気屋に買い出しに行くため藍染に呼ばれていたのだ。
長い長い廊下は蒸し器のように蒸し暑く、グリムジョーは藍染へ怒鳴りたい気持ちもとっくに失せている。


さらに10分ほど歩き、いつもビシっと決まっているグリムジョーの髪型が崩れてきた頃やっと藍染の居る部屋にたどり着いた。


扉を開けて、グリムジョーの目の前に飛び込んできたのは


「ぎいゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


素っ裸で王座の下でうつ伏せで倒れ、泡を吹いている藍染の姿だった。
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