novel original
□それでも私は…
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自分が死んだ世界はきっと、いつものように回ってて
何事もないかのように笑い出す
ゴミのようにある中の一つ
世界の中に埋もれるようにいる自分は、一体なんの価値があるのだろう
自分の変わりはたくさんいる
吐き気がするような日常
騙し合い、裏切り合い、パズルのように友達をかえて
クラスの中に存在するのに、なんだろう、空気みたい
突然不安になる
『ずっと私は一人だよ』って言葉が心の中に響き、反響
あはは、自分の事笑っていたくなっちゃうよ
こんなに腕に傷をつけ、赤い血をみて安心する
嗚呼、壊れてるって再確認
自分の事を自嘲する
気持ち悪いほど何かを求めてる
でも何を?
誰を?
何色を?
手を一応伸ばすけど、どこに伸ばせばいいのだろう
それも分からないの? って嘲笑うような声が聞こえた気がした