マジックセブン

□15章〜遠藤家の柱〜
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俺の構えたカードから炎が飛び出す。

「ア、ア、ア、アイス・ペラー!(氷柱)」

しかし俺の炎は、セバスチャンの出した巨大な氷の柱に穴を開けただけで消えてしまった。

「私の魔法は、炎さえも寄せつけない完全な柱。貴方様のカードのように、一度きりしかその威力を発揮出来ないものでは破壊することは不可能です。」

俺には炎を出せるカードは、このブレイズのカードしかない…
それに複写の魔法も、相手が攻撃魔法を使って来るまで使えない。
ここは、他のカードで凌ぐしかないか…

「カード、ライトニング!!」

俺はカードから雷を撃つ。しかし…

「ア、ア、ア、アイス・ペラー!」

氷柱を砕くことは出来なかった。

「クリニス!」

「ア、ア、ア、アイス・ペラー!」

カードは、もうない…打つ手無しか…

「先程から貴方様はカードしか使って来ませんが…ああ、成る程。複写ですか…それで…でしたら、こちらからも攻撃して差し上げましょう。
ア、ア、ア、アイシクル!(つらら)」
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