マジックセブン
□15章〜遠藤家の柱〜
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御神渡りが俊也を捕らえたのと、マリアが包帯に引っ掛かり転んだのは、同時だった。
「!!……岡本俊也様の一撃を有効打と認めます。」
「やったー」
マリアの必殺技、御神渡りが迫る中、俊也は機転を効かせて包帯でマリアをころばせたのだ。
俺と涼は俊也にかけよったが、俊也本人は目を回していた。ま、当たり前か、あの大掛かりな技があたったんだから…
「マリア!岡本様を医務室へ。」
「は、はい。」
マリアはさっと立ち上がり、俊也をひょいと抱えると屋敷の方へと走っていった。
「さて、では私どもも始めましょうか。
私は、A'ランク、遠藤家氷柱の執事セバスチャンと申します。」
俊也苦戦してたな…
A'ってことは、さっきのメイドより強いのか…
「俺は、コウレッジウイングス複写の騎士、木村翔だ。」
「では、お先にどうぞ。」
よし、はじめっから飛ばしていこう!
「カード!ブレイズ!」