マジックセブン

□14章〜雪原〜
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な、なんだコイツ…

「あれ?怒っちゃった?ごめんごめん。それより君一人?」

「あ!そうだ、俊也と涼がこの辺に…」

「あと二人ね。その二人は、君と違って賢いのか、よほど深く埋まってるかのどっちかだね。」

なんかいちいち腹の立つ奴だな…

「スノー・ショーベル!」

コイツがなにか唱えると雪掻きシャベルが出てきた。
はそれを俺に渡す。

「手伝って。」

満面の笑み。
渋々シャベルを受け取る俺。
俺の仲間なのだから、手伝うのは当然なのだが、なんか気に入らないなぁコイツ

程なく、俊也と涼も掘り出せた。
二人とも酷い怪我はしてないみたいだ。

「ありがとう翔。それで、あの人は?」

「それが、よくわからないんだよ。俺もあいつに掘り出されたんだし。」
あいつは雪掻きシャベルを魔法で消していた。

「あ、あの、助けてくれてありがとうございます。それで…あなたは?」
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