マジックセブン
□10章〜使い魔とドラゴン〜
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「なかなか賢いみたいだね。お兄ちゃん達。」
「その通り!俺達は闇ギルド、スチールブレード(鋼鉄の刃)の一員で、ここに支部を作ってる訳。」
「ちょっと、おじさん喋り過ぎじゃない?」
「ここは、我々コウレッジウイングスの治める地域!勝手な支部造りは許さん!直ぐに立ち退いて貰おう!」
今、一瞬雄大があの雷ヤローと被った…
「お前等コウレッジウイングスか…でも、知ってる顔が居ないってことは、雑魚だな。どの道ここを知られたからには、生きて帰す訳には行かねぇ!オイ!潰すぞ!」
「はいはい。」
「コ、コンクリートブロック!(コンクリートブロック)」
「ド、ドーブル!(二倍)」
何が起きたんだ!
青年が拳からコンクリートの塊をとばすと、少年が腰につけていたチェーンから二本の輪を外した。
輪は、チェーンから外れるとフラフープだいに拡大した。
そして、その輪を潜るとコンクリートの塊は二倍の大きさに巨大化していた。
見ると輪には魔法陣が浮かんでいた。