マジックセブン

□9章〜蛇の巣〜
2ページ/10ページ

「それはだな、キラーモスのサナギはとても自己防衛能力に優れていて、ある一定の範囲に近づいただけで、ビームを打ってくる。そのくせ、殻が固いから物理技はほとんど効かない。木ごと燃やせば、下手すりゃ山火事になる。」

「こいつらも、ビジョンコブラに幻影を見せられ、ここに集まりサナギを作っているようです。」

再び、グラスノスチ(情報公開)を発動させながら岬がいった。

「この辺りに、ここ以外道がないなら、こいつらは絶好の門番という訳か…」

「とにかく、刺激しないようにゆっくりいくぞ!
こいつらは、音、光、魔法なんでも反応する。岬は腕が良いからいいが、翔や俊也が魔法を使えば、一発で反応するだろうな。気をつけろよ…」

ペキッ!

雄大の話してる最中に、始めの一歩を踏み出した俺は、太い枝を盛大に踏み折ってしまった。

ピューン!ピュン!ピュン!ピュン!ピューン!

「翔の馬鹿〜〜!!」

「ご、ごめんなさ〜い!!」

「全員走れ〜〜〜!!」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ