マジックセブン
□9章〜蛇の巣〜
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「それはだな、キラーモスのサナギはとても自己防衛能力に優れていて、ある一定の範囲に近づいただけで、ビームを打ってくる。そのくせ、殻が固いから物理技はほとんど効かない。木ごと燃やせば、下手すりゃ山火事になる。」
「こいつらも、ビジョンコブラに幻影を見せられ、ここに集まりサナギを作っているようです。」
再び、グラスノスチ(情報公開)を発動させながら岬がいった。
「この辺りに、ここ以外道がないなら、こいつらは絶好の門番という訳か…」
「とにかく、刺激しないようにゆっくりいくぞ!
こいつらは、音、光、魔法なんでも反応する。岬は腕が良いからいいが、翔や俊也が魔法を使えば、一発で反応するだろうな。気をつけろよ…」
ペキッ!
雄大の話してる最中に、始めの一歩を踏み出した俺は、太い枝を盛大に踏み折ってしまった。
ピューン!ピュン!ピュン!ピュン!ピューン!
「翔の馬鹿〜〜!!」
「ご、ごめんなさ〜い!!」
「全員走れ〜〜〜!!」