マジックセブン

□8章〜ビジョンコブラの狂気〜
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考えるよりも先に、体が動いた!

「カード!ライトニング!」

俺のカードケースから稲妻の模様がついたカードが飛び出した。隣では、同じようにカードでクリニスを唱えている俊也がいた。

稲妻を纏い、緑に輝く小球がビジョンコブラを襲い、真奈美ちゃん達に迫っていたゴーストが消えた。

「大丈夫?」

彼女達に近づき、助け起こす。

「あの、その…はい。ありがとうございました。」
「これは全部幻影だ!影に隠れてる、ビジョンコブラを狙うといい。」

「は、はい。」

「翔、やっぱり…」

「うん、助けに行こう。」

俺達は駆け出し、ビジョンコブラと怪しい動きをしているものがいないか捜した。

途中で巨大蜘蛛、熊、キマイラなどがいたが、すぐにビジョンコブラを見つけ倒すことが出来た。

「ねぇ、これどうする…」

「う〜ん…」

だいぶ数の減ってきたビジョンコブラだったが、ここにきて幻影を周りにおいて、数匹が固まるという戦法を取り出した。
今、俺達の目の前には、ドラゴン、怪鳥、キマイラ、ケルベロスが鎮座している。
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