マジックセブン

□4章〜複写の騎士〜
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そんなこと言われたって、何をイメージしたら良いのか…

「大丈夫♪翔ならできるよ♪自信を持って♪」

朝霧さん!貴方は何を根拠にそう言ってるんですか?

「まっ、どうせ君には魔法なんて高度な技術は無理なのさ。さっさっとウルサ・マヨルの餌にしてやるよ。
行け、おおぐま座!」

成茂の命令で駆け出した熊は、どんどん俺に迫って来る…

あ〜、もうわかんねぇとか言ってらんねー!
え〜と、さっき成茂が魔法使ってた時はたしか…

俺は、さっき成茂が青白い球を飛ばしたところを思い出しながら、腕を上に突き上げ、口を開いた…

「ク、クリニス(彗星)!」

すると、なんと俺の拳に魔法陣が現れ、青白いボーリング大の球がそこから飛び出し、熊に命中した。

俺は反動で、後ろにこけてしまったが、熊も同じように転んでいた。

「ば、馬鹿な…!奴が僕と同じ魔法を…
いや、そんな筈はない!あいつなんかに使える筈がない!まぐれに決まっている!
おおぐま座よ!何をしている掛かれ!」
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