マジックセブン

□3章〜コウレッジウイングス〜
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「あの雷野郎も?」

「ああ♪マスターもだよ♪」

「あいつが優秀??」

「まあまあ…」

「ただ、決まらなかった。選ばれた若者は、ほとんどがLegendランク。実力は互角。闘いは長期化し、ファイナルの地位を狙う未承認ギルドの発生やいにしえからの上下ファイナルの争いも絡んで複雑化した。」

「あの〜上下ファイナルの争いって?」

「うん。光魔法と闇魔法の争いだよ。魔法の流派みたいなものかな?
SWWが出来たときから、お互いに競い合ったり、権力争いをしてきたんだ。今のファイナル、Legendも2対2(中立2)、5対5(中立4)で亀甲してるんだ。ちなみに僕等は上ファイナルの光魔法を使ってる。ちょっと闇魔法は残酷だからね…」

朝霧さんはそこで顔をしかめた。
何だか複雑だなあ…

「じゃあ、話を戻すよ。光、闇、共に残り一つのファイナルの椅子が欲しくて、Legend達に加勢を始めたんだ。そのせいで始めはマスター同士が、実力、指導力を競い合うだけの儀式だったのが、空間全体を巻き込んだ戦争になっちゃったんだ。」

なんか、人間の悲しさを聞いた気がするな…。
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