マジックセブン
□2章〜SWW〜
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「まず、ここは何処?さっきの雷野郎はなに?朝霧さん達が使ってる変なのは何なの?俺がコイツと同じってどういう事?俺これからどうなるの?」
俺はここぞとばかりに、ダムが決壊したように聞きまくった。
「たくさん出たね〜♪」
朝霧さんは笑っている。なんかこの人、終始楽しそうだな…。
「順番に答えていこうか。まず、ここは何処かだったよね?
ここは、SWW(スピリット ワード ワールド)にある魔術師ギルド、コウレッジウィングス(勇気の翼達)の本部だよ。
ちなみに、SWWは鷲座の中にある空間の名前なんだ。」
つまりここは、地球ではないってこと!?俺はうなだれた。鷲座なんていう遠いところからだと、地球に帰る頃には白骨になってしまうだろう。
「次に、あの雷野郎、本名、神山 広軌は我等がコウレッジウィングスのマスター。いわゆる代表者だよ。」
俺は、まだうなだれたままだったが、ここで朝霧や俊也、涼を(自分の事を棚に上げて)少し哀れに思った。
あんな怒りっぽい奴の部下だなんて…(俺なら御免だ!)