マジックセブン

□序章〜パラレルトリップ〜
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俺は、そう思ったが、ここで、やっぱり止めます。と、いうのも格好悪いので、意を決してこの先生に話しを聞いて貰う事にした。

「それが、最近成績がドンドン下がって、部活のサッカーもミスばっかりして、チームに迷惑かけて…。自分に自信が持てない…でも、誰かに助けてって言える勇気もなくて…。自分にも周りにも素直になれなくて…。」

恥ずかしい事は一気に言って終おうと、僕は一気に喋った。
先生は、少し黙った後口を開いて、

「自信がなくて、勇気もなくて、素直になれないねぇ〜…
それは、多分坊やの根本を治さないといけないねぇ…。」

「は、はぁ〜」

「おばさんが少し時間を止めておいてあげるから、少しあっちで修行してくると良い。ほら、これを持って…」

「は、はい!?」

そう言って先生は、黒いケースに入った真っ白なカードの束のような物を俺に渡した。

いや、ちょっと待て、始めから変な人だとは思ってたけど、今言った事は明らかに変だ。まず、時間を止めるなんて不可能だし、あっちって何処だよ?、修行って何なの?、そして、このカードは何?
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