マジックセブン

□3章〜コウレッジウイングス〜
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「えっ?それ、どういうこと?」

「う〜ん…簡単には説明出来ないなぁ…。
う〜ん…じゃあ、このSWWの構造から話そうかな…
SWWには、七人のファイナルランクの魔術師がいて、この空間の安定と運営、政治などを司っているんだ。
SWWっていうのは、ブラックホールの脇に魔力で創られ維持されている、円形の魔法陣で出来た魔力の大地を中心に、そこから上下に大気が円錐状に広がった空間を言って、ファイナルランクの七人は普段は姿を隠してSWWの東西南北上下と中央の七ヶ所を司っているんだ。」

俺は、頭がパンクしそうになりながらも、涼が描いてくれた図のおかげてなんとか理解出来た。

「ファイナルランクの七人が健在のときには、平和だったんだ。ただ、三年前…
中央を司っていたファイナルが欠けてしまった。
暗殺とも蒸発とも言われているけど、ハッキリとは解らない。
そこからが悲劇の始まりだった。
残った六人のファイナルは話あって、優秀な若者に七つのギルドを作らせ競わせ、次のファイナルを決めさせようとした。」
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