マジックセブン
□18章〜もう1人のLegend〜
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「じゃあまず俺からでいいか?」
ピースダイヤモンドのマスター美姫に促されて、コウレッジウイングスの俺達は自己紹介を始めた。始めに話しはじめたのは俊也だ。どうもこういうことは、早く済ませてしまいたいらしい。
「俺はコウレッジウイングスの岡本俊也。歳は15でランクはRegular。治癒の賢者って呼ばれてる。よろしくな。」
「同い年かよろしくな!」
「治癒…中々珍しい魔法だな…」
俊也の自己紹介に、ピースダイヤモンドの面々が各々の反応を返す。
「じゃあ次、涼!」
「う、うん」
実は人見知りをしてしまう涼は知らない人の前だと、上手く話せないのだ。
「え、えっと僕は遠藤涼。13歳で、氷結の精です。その、最近Regularランクに上がりました。」
涼はつっかえ、つっかえだが自分の自己紹介を終えた。
「なんだか志愛と相性が良さそうだな!」
「氷帝のところの息子さんだったよね。いろいろ大変だったでしょ。」