マジックセブン

□12章〜北狐の怨み〜
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俺達はギルドを出て地図を見ながら北へと進んでいた。

「なぁ、涼〜結構来たけど、ピースダイヤモンドまでは後どれぐらいあるんだ?」

「翔…ばてるの早いよ。今日中にスラント山のふもとまで行ければ、だいたい四日かな。」

「よ、四日!!」

「翔…そんな一日で行けるような距離にないよ。」

「そんなぁ〜」

「あっ、二人とも、この辺から魔生物の数が増えてくるから気をつけて。」
の声で前を向く。
今までは2時間ぐらいあるいたのに、ボッチが二、三匹出てきただけだったが、いよいよらしい。

「この辺には、どんなのがいるの?」

「う〜ん……狐…系かな…」

「狐系…?」

「例えば…あんなの!」

が指差した方を見ると、額に紅い模様があり、尻尾の先が焦げている一匹の白い狐がいた。
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